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2009年5月 5日 (火)

今日の気になる【第16回】 ドラえもん最終回

今日 CSであった『チャンネル北野NEO』を見た。

“千原ジュニアのドラえもんの最終回を探して” 

千原ジュニアさんと酒井健作さん(構成作家)が、全国のドラえもんマニアを訪ね歩き(マニアから、さらにマニアを紹介してもらう)実際、発行されている本を見せてもらい、率直な感想を語る番組だった。

私達が聞いたことのある ドラえもんの最終回は、「のび太が植物人間になる」「のび太の夢だった」など もはや都市伝説化している。

しかし実際は、ドラえもんの最終回は存在する。しかも3話ある。
当時、ドラえもんは小学館の『小学○年生』に連載されており、4月になると上の学年へ進級するため、その学年誌が読めなくなるため、3話とも3月号に書かれている。


①『小学四年生』1971年3月号  ~時間観光旅行~

ある晩、のび太が目を覚ますと、知らない大勢の人間がのび太の部屋のカベから出てカベへ消えていった。次の日ドラえもんにその事を伝えるが、ドラえもんはのび太の話をポーッとして聞いてない。
 最近、のび太の家では、パパへひやかしの言葉が聞こえたり、いろんなものがなくなったりしている。「とうとう、このへんにもあらわれたか。」とつぶやくドラえもん。

そんな中、ドラえもんの座っている横のカベから子供がでてきて、おやつのドラやきをヒョイと取り、子供は再びカベの中へ消えていった。その人達は、未来からきた時間観光旅行の人だった。

ビックリするのび太に、ドラえもんが突然
「もしもぼくがいなくなっても、きみひとりで、やっていけるかい?」
「そんなこと、考えられないね。きみがいなくちゃ、ぼくはだめなんだ。」とのび太。

ある日、のび太の家に全世界指名手配の殺し屋までやってくる始末。
するとセワシが、未来から来た観光客が昔の人に迷惑かけるので「時間旅行きせい法」という法律決まったという。もちろん、ドラえもんも未来の世界に帰らなければな らない。

「そ、そんな!! いやだ! ぼくは帰さないぞ!!」と叫ぶのび太。
「男だろ!これからはひとりでやってくんだ。きみならやれる!!ぼくが来たころからみると、ずっとましになっているからね。元気になったし、からだも強くなった。頭もすこーしよくなった。」とドラえもん

するとその時、のび太の机の引き出しからひきあげの合図が鳴る。ドラえもんはセワシに連れられ、机の引き出しの中に入ると今までみたことないくらい号泣。
「いやだァ。のび太くんとわかれるのいやだあ」
「ドラえもん!!」

セワシとドラえもんは、机の引き出しの中に消えていった。
のび太は机の引き出しをながめながら、「ドラえもん…」とつぶやく。

「つくえの引き出しは、ただの引き出しにもどりました。でも……、ぼくは開けるたびにドラえもんを思い出すのです。」

 
 
②『小学四年生』1972年3月号 ~自転車~

ある日、のび太が部屋に入ろうとすると、話し声が聞こえてきた。
「でもあとが心配で……」「それがいけないんだよ。」
のび太が部屋に入ると、ドラえもんとセワシがいた。しょんぼりしたドラえもん。
のび太は気になったが、いつもの調子で
「友だちと明日サイクリングに行くことになったんだ。実は僕自転車にのれないの。何とかしてよ。」
と甘えると、ドラえもんは大声で怒鳴りだした。
「どうにもならないね!どうしてそう人にばかりたよるんだっ!ぐずぐずいってるひまに練習したらどうだっ!!」
「まるっきりぼくにたよってる。やっぱりこれじゃだめだ。」
とのび太に対して不安な気持ちを抱く。
「よし!!心を鬼にしていおう!!」

そう決意したドラえもんはのび太のところへ走るが、のび太も同時にドラやきを持って帰ってきた。
「ふだんおせわになっているから。もし、この世にきみがいなかったらと思うとぞっとするよ。とてもぼくなんか生きていけないな。」と、のび太。それを聞き
「と、とても言えない、みらいの世界へ帰るなんて…。」
ドラえもんが傍にいると、のび太は頼ってばかりでダメになってしまう。それで、ドラえもんは未来のへ帰ることになったのだ。

ドラえもんはセワシと相談して、ドラえもんが壊れそうなので、修理をしに未来へ帰るという事に。
壊れた振りをするドラえもん。それを見たのび太は
「ドラえもん、こわれちゃいやだ。みらいへつれてってなんとかなおしてやって!!」とお願いした。
「だけどぼくがいっちゃったらこまるんじゃない?」と言うと、のび太は
「こまるにきまってらい、でもきみが元気になるためなら、どんながまんでもするよ。」

のび太の言葉を聞いたドラえもんは感激で大泣きし、のび太に
「こわれそうというのはうそなんだ」と打ち明ける。
「ひどいやみらいへ帰っちゃうなんて!!しかもうそまでついて。」
「のび太くんはボクにたよるくせがついちゃったろ」
「このままじゃ、ひとりではなんにもできないだめな人間になりそうで心配なんだ。自分の力でなんでもできる強い人になってほしいんだよ。」と、セワシ

するとのび太は、
「わかった。やってみるよ。ぼくひとりで、自信はないけどがんばるよ。」とドラえもんに言った。

ドラえもんが帰った後、のび太は自転車の練習をはじめる。フラフラした運転に何度も転び、アザだらけの姿にのび太のママは
「むりしないでやめたら?」
と言うが、のび太は言った。
「だ、だいじょうぶ……イテテテ。ドラえもんとやくそくしたんだ。」

その様子を未来の世界から見守り、応援するドラえもんとセワシ。
「がんばれ、がんばれ!タイムテレビでおうえんしてるぞ!!」


③『小学三年生』1974年3月号 ~さよならドラえもん~

ジャイアンに追われ、家に逃げ帰ってきたのび太。
「あれ貸してよ。ほら、いつかつかったやつ。けんかに強くなるの」
しかし、ドラえもんは冷たく言い放った。

「ひとりでできないけんかならするな!」
ドラえもんの表情は、妙に沈んでいる。

「おいどうしたんだよドラえもん」
と、のび太が気にかけると、ドラえもんは打ち明けた。
明日の朝、なんとドラえもんが未来の世界へ帰ってしまうという。

その晩、のび太はドラえもんといっしょの布団に入って寝るが、どうしても眠れない。
そこでドラえもんとのび太は、“眠らなくても疲れない薬”を飲んで、外へ散歩に行くことにした。
「できることなら……帰りたくないんだ。きみのことが心配で心配で……。ひとりで宿題やれる? ジャイアンやスネ夫に意地悪されてもやり返してやれる?」
心配するドラえもんに、のび太は答えた。
「ばかにすんな! ひとりでちゃんとやれるよ。約束する!」
その言葉を聞き、ホロリとするドラえもん。ドラえもんはのび太に涙を見せまいと、
「ちょ、ちょっとそのへんを散歩してくる……」と言って走り去った。
「涙を見せたくなかったんだな。いいやつだなあ」

ひとりになったのび太は、いつもの空き地の土管に腰掛けた。
すると、寝とぼけてフラフラと空き地の前をジャイアンが通っている。
ジャイアンはハッと目を覚ました。
「だれだっ。そこでにやにやしてるのは! なんだのび太か。 おれが寝ぼけてるところをよくも見たな。許せねえ!」
ジャイアンはのび太の胸ぐらをつかむと、思わずのび太は叫んだ。
「わあっ、ドラ………」
しかし、ここでドラえもんを呼ぶわけにはいかない。のび太は口に手を当てた。
のび太はジャイアンに言った。
「けんかならドラえもんぬきでやろう」
「ほほう……えらいな、おまえ。そうこなくっちゃ」
ジャイアンはボカッと一発、のび太を殴る。完全に吹っ飛ぶのび太。

一方、ドラえもんは、さっきのび太に助けを呼ばれたような気がしてならない。
心配になったドラえもんは、町中を走り回ってのび太を探すが、見つからない。
先に帰ったのかなと思って家に帰ってみたが、やはりのび太はいなかった。

空き地では、ジャイアンはのび太を殴り続けていた。
ボロボロになって完全にのびてしまったのび太。
「どんなもんだい。二度とおれにさからうな」
しかし、のび太はしつこくムクッと起きあがり、ジャイアンに言った。
「待て! まだ負けないぞ」
「なんだおまえ。まだなぐられたりないのか」
「何を。勝負はこれからだ」
さらにガツンと殴られるのび太。

帰ろうとするジャイアンに、のび太は最後の力で足にしがみついて言った。

「ぼくだけの力できみに勝たないと……ドラえもんが……安心して……帰れないんだ!」
「知ったことか!」 更にのび太をぶん殴るジャイアン。
不安になったドラえもんは、再び外へのび太を探しに行った。
すると……空き地に、ボロボロになりながらジャイアンと戦っているのび太の姿があった。
「いてて、やめろってば。悪かったおれの負けだ。許せ」
のび太は全身アザだらけの姿でドラえもんに言う。
「勝ったよ、ぼく。見たろ、ドラえもん。勝ったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろドラえもん」

家に帰り、布団に入って寝るのび太。そしてその寝顔を、涙を流しながら見つめるドラえもん。
翌朝、のび太が目を覚ますと、すでにそこにはもうドラえもんの姿は無かった。
ガランとしてしまった自分の部屋で独り、座りながらのび太はつぶやく。

「ドラえもん きみが帰ったら部屋ががらんとしちゃったよ。でも…… すぐになれると思う。だから………心配するなよドラえもん」



最後、千原ジュニアが “私達はみんな のび太なんですよね…”と 言っていた。
気弱で怠け者で調子がいい。そして、やさしい。
そんなのび太も、②③では、最後“男”を見せた。最高にかっこいい。
私も、これからがんばろうって思いました  

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